1 システム要件

Backlogはウェブアプリケーションであり、稼働させるためにはサーバが必要となります。また、Backlogを使用するにはウェブブラウザが必要です。

1.1 サーバ要件

Backlogプロフェッショナル(Version 1.5.3)が稼働するサーバの要件は次のとおりです。

1.1.1 ハードウェア

ハードウェア
CPU 1.5GHz以上
メモリ 1GB以上
ハードディスク 30GB以上

1.1.2 OS

下記のOSで動作します。

  • Red Hat Enterprise Linux ES 4
  • Red Hat Enterprise Linux 5 server
  • CentOS 4
  • CentOS 5

いずれもi386版(32bit版)のみ動作可能です。 x86_64版(64bit版)では動作しません。

1.1.3 Java

  • Java SE 6 JDK (Sun Microsystemsが配布するRPM形式でのインストール)

1.1.4 データベース

下記のデータベースで動作します。

  • PostgreSQL 8.2
  • PostgreSQL 8.3
  • PostgreSQL 8.4
  • MySQL 5.0
  • MySQL 5.1

1.1.5 SMTPサーバ

SMTP認証なしでメール送信が可能なSMTPサーバが必要です。
Red Hat Enterprise Linux や CentOS に標準でインストールされる Sendmail が利用できます。

1.1.6 Active Directory サーバ

Backlog のユーザ認証に Active Directory を利用する場合に必要です。( 1.5.0 からの新機能 )
Backlog は、DNS の SRV リソースレコードにより Active Directory サーバを見付け接続し、ユーザを認証します。
Active Directory 用のゾーン定義や SRV リソースレコードの設定があらかじめ必要です。
Windows Server 2008 での Active Directory に対応しています。

1.2 ウェブブラウザ要件

Backlogの利用に適したウェブブラウザは次のとおりです。

1.2.1 Windows XP または Vista の場合

  • Internet Explorer 6 または 7 または 8
  • Firefox 3.5 以上

1.2.2 Mac OSX (10.4以降) の場合

  • Firefox 3.5 以上
  • Safari 4 以上

1.2.3 Linux (Ubuntu) の場合

  • Firefox 3.5 以上

上記以外のウェブブラウザでも動作する可能性はございますが、サポート対象外とさせて頂いております。ご了承ください。

2 Java のフォント設定

Backlogが生成するバーンダウンチャート等の画像に日本語を表示するために、Javaのフォント設定が必要です。
次の手順で設定できます。

2.1 フォントのインストール

次のコマンドにて日本語フォントパッケージをインストールします。
インストール済であれば下記操作は必要ありません。

  • Red Hat Enterprise Linux ES 4 の場合
    # up2date -i fonts-ja
  • CentOS4 の場合
    # yum install fonts-ja
  • Red Hat Enterprise Linux 5 server または CentOS5 の場合
    # yum install fonts-japanese

2.2 Javaインストールディレクトリへフォントをリンク

下記手順にてインストールしたフォントをリンクします。ここで、JAVA_HOME 環境変数はJavaのインストールディレクトリです。( 例: /usr/java/default )

# mkdir $JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback
# ln -s /usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-*.ttf $JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback/

3 インストール

次の手順でBacklogをインストールします。

  • Backlogパッケージ(RPMファイル)をダウンロードします。
  • データベースドライバをダウンロード・インストールします。
  • データベースを作成します。
  • RPMのインストール
  • 環境設定ツールを起動します。
  • 質問に答えて先に進めば、インストールは完了します。

3.1 Backlogパッケージアーカイブのダウンロード

ご購入時にお知らせしましたダウンロードサイトにアクセスします。アクセスにはユーザ名・パスワードが必要です。

画面:ダウンロード画面

BacklogパッケージRPMがダウンロードできます。ダウンロードするRPMファイルは3つあり、ご使用のOSによってRPMファイルが異ります。

3.1.1 Red Hat Enterprise Linux ES 4 または CentOS 4 の場合

  • backlog-app-1.5.3-01.el4.noarch.rpm
  • backlog-www-1.5.3-01.el4.i386.rpm
  • backlog-mobile-1.5.3-01.el4.i386.rpm

3.1.2 Red Hat Enterprise Linux 5 server または CentOS 5 の場合

  • backlog-app-1.5.3-01.el5.noarch.rpm
  • backlog-www-1.5.3-01.el5.i386.rpm
  • backlog-mobile-1.5.3-01.el5.i386.rpm

3.2 データベースドライバのダウンロード・インストール

Backlogでは、Java言語およびPerl言語用のデータベースドライバを使用します。ご使用のデータベースによって、以下を行ってください。

3.2.1 MySQLの場合

  • Java言語用 MySQLデータベースドライバ

    Java言語用データベースドライバをダウンロードする必要があります。下記URLのダウンロードサイトより「Platform Independent (Architecture Independent), ZIP / 5.1.17 / 3.9M」をダウンロードし、展開します。
    http://dev.mysql.com/downloads/connector/j/

    画面:MySQLドライバのダウンロードサイト

    展開したファイルの「mysql-connector-java-5.1.17-bin.jar」を、Backlogパッケージアーカイブを展開したディレクトリにコピーしてください。

    # unzip mysql-connector-java-5.1.17.zip 
    # cp mysql-connector-java-5.1.17/mysql-connector-java-5.1.17-bin.jar /tmp/backlog-1.5.3/
  • Perl言語用 MySQLデータベースドライバ

    OS付属の"perl-DBD-MySQL"パッケージ(またはそのアップデート)をインストールしてください。

    # yum install perl-DBD-MySQL

3.2.2 PostgreSQLの場合

  • Java言語用 PostgreSQLデータベースドライバ

    Java言語用データベースドライバは、Backlogに付属していますので、何もする必要はありません。

  • Perl言語用 PostgreSQLデータベースドライバ

    OS付属の"perl-DBD-Pg"パッケージ(またはそのアップデート)をインストールしてください。

    # yum install perl-DBD-Pg

3.3 データベースの設定(MySQLのみ)

Backlogでは課題やWikiの添付ファイルをデータベースに格納します。
MySQLの場合大きいサイズのデータを登録可能にするために max_allowed_packet の設定が必要です。
my.cnf に以下の設定を追加して、MySQLサーバを起動してください。

[mysqld]
max_allowed_packet = 16M

3.4 データベースの作成

Backlogは初期設定では、次の設定でデータベースに接続します。

データベース設定
データベース名 backlog
データベースユーザ名 backlog
データベースパスワード backlog

上記設定は環境設定時に変更できます。あらかじめデータベースユーザの作成は行っておいてください。

  • PostgreSQLの場合の例
    # createuser -S -d -R -P backlog
  • MySQLの例
    # mysql -u root -p
    mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO 'backlog'@'localhost' IDENTIFIED BY 'backlog' WITH GRANT OPTION;

下記例のようにして、Backlogが利用するデータベースを作成します。

  • PostgreSQLの場合の例 (データベースエンコーディングに「UTF-8」を指定してください)
    # createdb -U backlog -E UTF8 backlog
  • MySQLの例
    # mysqladmin -u backlog -p create backlog

3.5 RPMのインストール

以下のコマンドにてBacklogパッケージをインストールします。

  • Red Hat Enterprise Linux ES 4 または CentOS 4 の場合
    # rpm -ivh \
      backlog-app-1.5.3-01.el4.noarch.rpm \
      backlog-www-1.5.3-01.el4.i386.rpm \
      backlog-mobile-1.5.3-01.el4.i386.rpm
  • Red Hat Enterprise Linux 5 server または CentOS 5 の場合
    # rpm -ivh \
      backlog-app-1.5.3-01.el5.noarch.rpm \
      backlog-www-1.5.3-01.el5.i386.rpm \
      backlog-mobile-1.5.3-01.el5.i386.rpm

モバイル版 ( backlog-mobile-1.5.3-01.el5.i386.rpm ) は携帯電話からアクセスしていただくためのパッケージとなっておりますが、
Backlogをイントラネット内で利用される場合など、モバイル版をご利用されない場合はインストールする必要はございません。
モバイル版について もご確認ください。

3.6 環境設定ツールの起動

Backlogパッケージ(backlog-app)に同封している環境設定ツールを使用して、Backlogアプリケーションの環境設定を行います。
次のコマンドを実行して、環境設定ツールを起動してください。

# /opt/backlog/bin/init.sh
======================================================================
   Backlog Professional Configurater
   ____             _    _
   |  _ \           | |  | |
   | |_) | __ _  ___| | _| | ___   __ _ 
   |  _ < / _` |/ __| |/ / |/ _ \ / _` |
   | |_) | (_| | (__|   <| | (_) | (_| |
   |____/ \__,_|\___|_|\_\_|\___/ \__, |
                                   __/ | 
                                  |___/  

                                         [http://www.backlog.jp]
======================================================================

Backlog Professionalの環境設定を開始します。

起動タイトル表示され、環境設定を開始します。
メッセージ中に表示される[]の値は、未入力時に既定値として設定されます。

BacklogにアクセスするURLを設定してください[http://localhost:8969]
(設定したURLに /backlog がコンテキストパスとして追加されます)

BacklogをWebブラウザから参照できるURLを指定します。
これは、課題に対する変更時に発行するメールに記載されるURLのベースになります。

例) http://example.jp:8969 と指定した場合、課題「ISSUE-01」に対する通知メールには http://example.jp:8969/backlog/ISSUE-01 と記載されます。

SMTPサーバのホスト名を指定してください [localhost]

メール送信時に使用するSMTPサーバのホスト名を指定します。(POP before SMTPやSMTP-AUTHなどの認証形式には対応していません)

御使用のデータベースを選択してください
( m<MySQL> / p<PostgreSQL> )

Backlogで使用するデータベースを選択します。
続いて、「データベースサーバホスト名」、「データベースサーバポート番号」、「データベースサーバアクセスユーザ名」、「データベースサーバアクセスパスワード」を指定します。

次の設定内容で起動設定を行います。

Backlog URL       [http://example.jp:8969]
SMTPサーバホスト  [localhost]
データベース      [PostgreSQL]
  サーバホスト        [localhost]
  ポート番号      [5432]
  ユーザ          [backlog]
  パスワード      [backlog]

よろしいですか?
( y<続ける> / r<やり直し> ) 
  • 「y<続ける>」を選択するとデーターベースに接続しテーブルを作成します。
  • 「r<やり直し>」を選択した場合は、現在の設定値を保持したままBacklogにアクセスするURLの指定からやり直します。
  • データベースでMySQLを使用した場合は、JDBCドライバの選択を行います。
使用するJDBCドライバを選択してください。
1:mysql-connector-java-3.1.12.jar
2:mysql-connector-java-5.1.17.jar

環境設定ツールを起動したの現在のディレクトリに置かれた mysql-connector-java-XXX.jar を選択対象として表示します。

データベースの接続検証が行われた後、Backlogの初期テーブルの作成を行います。(すでに作成済みの場合は、作成処理をスキップすることができます。)

テーブルの新規作成を開始します。
CREATE TABLE space 
...
CREATE TABLE work_item 
テーブルの新規作成が終了しました。

 終了
設定が完了しました。

Backlogの起動を確認後、引き続き http://example.jp:8969/backlog/Setup.action に接続してユーザ情報を登録してください。

メッセージが表示されBacklogの環境設定が完了します。
このときBacklogは起動します。
Webブラウザよりインストール完了メッセージに表示されるURLにアクセスして初期設定とユーザ情報を登録を行ってください。

4 Backlogの起動

Backlogは以下のコマンドで起動します。

# /etc/init.d/backlog-app start
# /etc/init.d/backlog-www start
# /etc/init.d/backlog-mobile start

5 初期設定

環境設定が完了したら、まず初期設定を行う必要があります。初期設定では、ライセンスキーや管理者情報を登録します。

まずBacklogを起動していることを確認し、次の初期設定用URLにアクセスしてください。

[環境設定にて指定したBacklogサーバへのアクセスURL]/backlog/Setup.action ( 例:http://localhost:8969/backlog/Setup.action )

画面:初期設定について

5.1 スペース情報の入力

画面:スペース情報の入力

ここではBacklogのスペース名、ライセンスキーを入力します。「スペース名」はログイン画面やダッシュボードの上部に表示されるスペースの名称です。「スペースURL」は課題メールなどに記載されるURLを作成するために使用します。「ライセンスキー」はご購入時に取得いただいたライセンスキーです。

5.2 管理者ユーザ情報の入力

画面:管理者ユーザ情報の入力

ここでは管理者ユーザ(スペースオーナ)の情報を入力します。スペースオーナは通常の管理者の機能の他に次の機能が利用できるユーザです。 (機能の詳細については「ヘルプ」を参照してください)

  • アクセス制限の編集
  • ライセンスキーの変更

重要なユーザですので、メールアドレス等に間違いのないよう入力してください。

5.3 初期設定完了

画面:設定内容の確認

設定内容・ライセンス情報に間違いないかを確認してください。

画面:設定完了

この画面が表示されれば、初期設定は完了です。自動的にBacklogのトップページ(ダッシュボード)に移動します。

画面:ダッシュボード

また、初期設定完了の通知がスペースオーナのメールアドレス宛に送信されますので、その内容も確認してください。

BacklogのURLは、次のようになります。

[環境設定にて指定したBacklogサーバへのアクセスURL]/backlog

( 例:http://example.jp:8969/backlog/ )

6 インストール・初期設定がおわったら

  • まず初めに、プロジェクトおよびユーザを追加しましょう。
  • 追加されたユーザには、BacklogのURLとログインに必要な情報がメールで通知されます。
  • プロジェクトを作成したら、マイルストーンやカテゴリを作成しましょう。
  • 詳細な機能の説明については、いつも画面の左上に表示されている「ヘルプ」を参照してください。

7 モバイル版について

Backlogをイントラネット内で利用される場合など、
モバイル版が必要ない・利用しない場合は、backlog-mobile サービスを停止することができます。
また、アンインストールしてもPC版の利用には影響しません。

サービスを停止する場合

# /etc/init.d/backlog-mobile stop
# chkconfig backlog-mobile off

携帯電話からアクセスする場合、
環境設定の際に Backlog URL のポート番号に80または443(httpsの場合)を指定しなければいけない場合があります。
(DoCoMoをご利用の場合等)

8 インストール後の再設定

インストール後に、次の設定値を再設定することができます。

  • SMTPサーバ
  • データベースの再設定(データベースの種類の変更は行えません)

8.1 設定ツールの起動

Backlogパッケージ(backlog-app)に同封している設定ツールを使用して、Backlogアプリケーションの再設定を行います。

次のコマンドを実行して、設定ツールを起動してください。

# /opt/backlog/bin/config.sh

9 インストールディレクトリ構成

Backlog プロフェッショナルは次のディレクトリ構成でインストールが行われます。

/opt/backlog
|– bin
|– data
| |– image
| |– lucene
| | `– index
| |– share
| | `– dav
| `– svn
|– httpd
|– httpd-mobile
|– licenses
|– licenses-mobile
|– neon
|– perl
|– perl-mobile
|– scripts
|– subversion
`– tomcat

9.1 データ領域

  • 画像ファイル領域

    /opt/backlog/data/image

  • インデックス検索ファイル領域

    /opt/backlog/lucene

  • 「ファイル共有」機能で管理されるファイル領域

    /opt/backlog/data/share/dav/プロジェクト名

  • 「Subversion」機能のリポジトリ領域

    /opt/backlog/data/svn/プロジェクト名

9.2 ログファイル

  • httpのログ

    /opt/backlog/httpd/logs

  • tomcatのログ

    /opt/backlog/tomcat/logs

  • モバイル版httpのログ

    /opt/backlog/httpd-mobile/logs

9.3 バックアップ

Backlogのバックアップを行う場合は、データベースのダンプと合わせて/opt/backlog/data以下のデータ領域ディレクトリをバックアップしてください。

  • Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Red Hatは米国およびその他の国におけるRed Hat, Incの登録商標または商標です。
  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
  • その他記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標です。

Author: Backlog Support <support@backlog.jp>

Date: 2012-02-07 16:58:36 JST